2005年12月26日

バイエルン第5放送は、1日中ニュースだけを流しているので、私が最も好きなラジオのチャンネルです。今日の午前中には、中国と日本の歴史認識をめぐる対立について、東京と北京の特派員の合作による15分間の長いレポートが流されていました。南京大虐殺の生き残りの中国人も含めて、日中でインタビューを行っていたほか、両国の歴史家の声も交えた、なかなかの力作でした。ただし選挙前に制作したのか、日本の外務大臣の名前が「町村外相」になっているという難点はありましたが。


内容的には、やはり中国側の主張が全面的に受け入れられており、「日本は歴史を歪曲し、過去を美化しようとしている」というトーンでした。こういう報道に対して、日本政府が客観的な事実に基づいて反論しないと、外国では中国や韓国の主張を日本が受け入れたとみなされます。どうも海外での日本の評判はあまり芳しくないようです。